異国に行くならどんな気持ちの日が良いのか。

年末年始は、いつも父親が酔って暴れて物を壊して意味不明なことを言うので、子供の頃からそれほど好きではない。今年もそうだった。

 

元日の昼間、一人でスターバックスに来てなんか甘いやつを頼んだ。(スターバックスの期間限定の飲み物は名前を覚えてもすぐ無くなるので、私はすべて「なんか甘いやつ」と呼んでいる。)

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元日の、しかも地方のスターバックスは、とても空いている。普通の平日よりもずっと人が少なくて、一人で来ている人は私を含めて六人いた。パソコンで何かぱちぱち打っている男性。勉強している女性。テキストを開いている白人女性。ボーッとしている男性。スーツケースと大荷物の男性。そして私。

私は本を持ってきたので、エアコンの暖房が直撃する席で読んでいる。後頭部に温風が当たってちょっと席選びに失敗したなという気持ちだが、今更ほかの席には移れないし、我慢している。顔があったかくなってきた。

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高山なおみさんの『ロシア日記—シベリア鉄道に乗って』という本を持ってきた。同僚が、面白いからと勧めてくれた本だ。筆者の高山さんが絵描きの川原さんとロシア旅行に行く話なんだが、読み始めたばかりで本の中ではまだロシアの地を踏んでもいないけど面白い。6月18日から30日までの日記だ。

私は外国は台湾とベトナムカンボジアと香港マカオしか行ったことがなく、割と近場だし長くて5日くらいの旅行だった。来年あたり、同僚とロシアとスカンジナビア半島に行きたいという話が出ているが、その辺りに行くとなると一週間から十日は必要だ。長期で仕事を休めるのかが不安材料だが、ぜひ休みたい。休ませてほしい。

 

本を読むのを休憩してこの文章を打っているうちに、店内が結構混んできた。そしてなんと、隣の席に座った女性と私のアウターが同じなことに気付いてしまった。ユニクロの黒のフリース…。うん、可愛いし合わせやすいし、あったかいし、ちょっとその辺に行くくらいなら全然余裕でオシャレだしね。分かるわー。という気持ち。

 

文章を打つのをやめて、本の続きを読んだ。ロシアについたとたん、ロシア語の食べ物の名前がたくさん出てきた。食べてみたい。同僚が、ペリメニという食べ物が出てくると教えてくれたのだが、ペリメニはまだ出てこない。

 

この日記は半年と八日ぶりに更新した。